荘園遺跡田染荘と熊野磨崖仏

荘園遺跡田染荘と熊野磨崖仏

田染荘

国東半島にある古い荘園の様子が推測できる田染荘と大きな磨崖仏はある熊野磨崖仏を観光した。この二つは景観よりもウォーキング的な要素が強い観光地である。

荘園遺跡田染荘(重要文化的景観)

宇佐神宮は千年の昔から国東半島にも多くの荘園を持っていた。国東半島の田染荘には現在も当時に近い荘園が残っており、昔の方法で栽培され、古い田園風景を見ることができる。現在の畑と比べて特別美しいかは疑問であるが、現在の畑は機械を入れるので、形状が長方形に区切られていることが多いが、昔は機械のことを考慮する必要がなかったので、小さくて丸みを帯びている区画もあるということのようである。

田染荘の田園風景
田染荘の田園風景


田園風景をの全体を眺めるために一般の観光客はまず訪れることがない少し高台に登らされた。

今回のツアーはハイキングが目的だったので このような場所にも行った。そこには夕日観音といわれる小さな石仏があった。写真では大変そうに見えるが15分程度登るだけである。

夕日観音のある所
夕日観音のある所
夕日観音
夕日観音

熊野磨崖仏(重要文化財)

田染荘から車で15分程度のところ田原山の山麓に重要文化財になっている大きな磨崖仏がある。

今熊野山胎蔵寺の脇から山道を300メートルほど登ると、鬼が一夜にして積み上げたという伝説が残る自然石を乱積にした石段がある。伝説では99段だが、実際はそれより多そうである。急激な階段であるが、手摺を掴みながら半分手で登った。

鬼が積んだと言われる階段
鬼が積んだと言われる階段

山の上には7メートル弱の大日如来像と8メートルの不動明王三尊像の2体の摩崖仏が彫られている。メインは大日如来像であるが、大きな不動明王三尊像の方に目が行く。

彫られた時期は平安時代と推測されている。

大日如来像

薬師如来像でないかとという説もあるが、現在は大日如来ということで落ち着いている。 なお、重要文化財の指定名称は如来形像である。

大日如来の石仏
大日如来の石仏

不動明王三尊像

不動明王は一般的に怒った顔をしていることが多いが、この像はユーモラスである。剣を持っているので、これは不動明王に間違いないだろう。

不動明王の石仏
不動明王の石仏

神像

不動明王三尊像の横には僅かに顔と推測できる石仏がある。これはここが熊野神社の境内であることから熊野三山と縁のある家津御子大神、熊野速玉大神で、 右側にもに夫須美大神の像があったのでないかと推測されている。

神像
神像

石段を登りきると熊野神社がある。この場所は来るのも大変なので、ウォーキングを目的とした旅行でない限りあまり訪れない石仏であろう。