徳川幕府の最初と最後を見た二条城

徳川幕府の最初と最後を見た二条城

二条城

二条城(元離宮二条城)は徳川家康が構築した城で、江戸時代には殆どは使用されなかったが、
徳川幕府の最初となる家康の将軍宣下と、 徳川幕府の最後となる徳川慶喜の大政奉還に使用されている。二条城には天守閣はないが、広い豪華な二の丸御殿と庭園ある。

古都京都の文化財として世界遺産に登録されている。

二条城の住所と交通機関

住  所:京都府京都市中京区二条城町541
電話番号:075−841−0096

地下鉄東西線「二条城前駅」下車
市バス 9・12・50・101号系統で「二条城前」下車

京都の中央にあり、いろんな方法で行けるが地下鉄を使うのが一番確実である。但し、二条城の近くには出てくるが、入口は堀川通りに面した東大手門となるので、多少は歩かなければならない。

二条城の歴史

関ヶ原の戦いに勝った徳川家康は二条城の造営に着手しだした。2年後の慶長3年に一応完成している。その年征夷大将軍の宣旨を受けたあと二条城に重臣や公家を招いて祝賀の宴を開いている。この頃はほぼ天下を収めているがまだ大阪城には豊臣や各地に家康を狙う武士が多くいて警備上も二条城は重要であった。

慶長16年に豊臣秀頼を二条城の御殿に招き会見を行っている。秀頼が立派に成長している姿を見て、将来に危機感を覚え、豊臣を滅ぼす決意をしたと言われている。慶長19年に大阪の冬の陣、翌年の元和元年に大阪夏の陣が勃発している。この時は二条城から家康は出陣している。この時をもって戦時上に二条城の役割は終わっている。

元和6年に秀忠の娘徳川和子が後水尾天皇のもとへ入内したが、その6年後の寛永3年に後水尾天皇を二条城に迎えるため、大改造が行われている。この時に徳川幕府の権威を示すため、二条城が一段と豪華絢爛になったと思われる。

寛永11年に家光が30万7千の兵を引き連れ上洛しているが、この時が二条城が積極的に使われた最後で、それ以降、幕末まで積極的に使用されることはなかった。その間、天守閣や本丸御殿などを焼失してしまっているが、再建させることはなかった。

二条城が再び使用されるのは幕末になって京都が政局的に重要な位置を占めるようになってからである。14代将軍徳川家茂が上洛するに備え二条城の大改修が行われた。慶応2年徳川慶喜が二条城で15代将軍拝命の宣旨を受けたが、翌年には大政奉還して、徳川幕府は形式的には終了した。

二条城の観光について

他の日本の城の観光は大半が天守閣であるが、二条城には現在天守閣がない。現在の主な見学先は二の丸御殿である。その他に二の丸庭園、天守閣跡、本丸御殿、清流園などである。

二条城の唐門
二条城の唐門

二の丸御殿

観光の目玉は二の丸御殿である。江戸城の各御殿は火事で焼失してしまっており、現存する江戸時代の武家風書院造りの代表的なものとして非常に貴重である。二の丸御殿には車寄、遠侍、式台、大広間、蘇鉄の間、黒書院、白書院の6棟が雁行に立ち並んでいるが、いづれも国宝に指定されている。部屋数は全体で33、畳は800畳と非常に広大な建物である。各部屋は狩野派の描いた障壁画が飾られており豪華である。この内1016面が重要文化財に指定されている。観光客は廊下から各部屋を見学することになるが、テレビドラマの大奥の雰囲気に近いものがある。

二条城の二の丸御殿の車寄せ
二条城の二の丸御殿の車寄せ

内部の様子は大政奉還の絵からも察することができる。大政奉還は大広間で行われたようであるが、この絵のモデルはどうも黒書院のようである。

大政奉還の図
大政奉還の図
二条城の二の丸御殿の外側
二条城の二の丸御殿の外側

二の丸庭園

二の丸御殿の外には二の丸庭園が広がっている。作庭家として有名な小堀遠州が作庭したもので、遠州の代表作として挙げられている。桃山様式の池泉回遊式庭園で、別名「八陣の庭」と呼ばれており、国の特別名勝に指定されている。

二条城の本丸地区

二条城の中に内堀があり、その中に本丸御殿、天守閣が作られていたが、いずれも焼失しており、現在は明治27年に旧桂宮邸の御殿を移築したものが、本丸御殿として存在している。但し、耐震不足から現在は見学できない。天守閣跡は高台になっており、京都市内を見渡せる。

二条城の中に内堀もあった。城壁も高く以外にも堅牢に作られている。

現在、天守閣はない。天守閣跡は少し高台になっており、周囲を見渡せた。

二条城の天守閣跡からの眺め
二条城の天守閣跡からの眺め
二条城の本丸御殿
二条城の本丸御殿

清流園


清流園は内堀の外側に昭和の時代に造営された庭園である。行った時は人も少なく落ち着きのある庭園で素晴らしかった。イチョウの落ち葉が美しかった。

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