政治の中心地であった京都御所

天皇の執務が行われた京都御所は京都御苑の中にある。宮内庁が管理しており、通常では入ることができないが、参観許可が得られれば、ガイド付きで無料で見学することができる。
宣秋門
門にもいろいろなランクがある。この宣秋門は摂家、親王、門跡、公家等身分の高い人が使用した門である。我々見学者が入ってきたのは清所門で、勝手口てきな門からである。

御車寄
昇殿を許されたものの玄関。

諸大夫の間
参内したときの控え室。三つのランクに分かれており、格によって入る部屋が異なる。

一番格式の高い「虎の間」。公家が入る。

新御車寄

建礼門
正面玄関で最も格式の高い門。現在も天皇皇后及び外国元首級しか通ることができない。

承明門
建礼門を入って紫宸殿の正面にある内門。

紫宸殿
即位の礼などを行う最も格式の高い正殿。今回の見学でもこの中には入れてもらえなかった。

紫宸殿を裏側に回ったところ

建春門
建礼門についで格の高い門であるようで、勅使の出入りや明治以降は皇后陛下や皇太子殿下、外国の首相などの出入りに使われている。

春興殿
昔は武具を置いた所であるが、現在の場所とは異なっている。現在の春興殿は大正天皇の即位礼のとき、三種の神器の一つ「神鏡」を奉安するために建てられた建物。

清涼殿
昔は天皇の日常生活の場として利用された。御常御殿が建てられてからは、日常生活は御常御殿で行われている。


御学問所
学問だけでなく、臣下と対面される行事などに使用された。
御池庭
御学問所の東側に広がる回遊式庭園。

御常御殿
御常御殿からは北は日常生活に使用される御殿。京都御所の中で最も大きい御殿。

御内庭
御常御殿の前に広がる庭。
