ハムナプトラ3の感想

ハムナプトラ3の感想

ハムナプトラ3「呪われた皇帝の秘宝は古代」は遺跡(ミイラ)を発掘すると、その霊が蘇がえり、大アクションに発展するストーリーの映画である。神秘性、アクションなどの要素はインディジョーンズと同じであるが、アクションは雑であり、内容的にはインディジョーンズに遠く及ばない映画である。

今回の舞台は中国である。ミイラーとなっている皇帝が蘇がえり、地下に眠る大軍団を操り、大帝国の再構築を図るが、主人公達に阻止されるというストリーである。この皇帝は多分、秦の始皇帝をイメージしているのであろう。秦の始皇帝は強大な軍事力を武器に一代で大帝国を築いたし、部下に不老長寿の薬を探させたようである。何といっても、地下に眠る大軍団も備えたのである。

中国の西安の近くの秦の始皇帝陵の副葬坑の兵馬俑坑には、死後の始皇帝を守るため、等身大の7000以上の兵士と馬の土偶が埋葬されており、最強を誇った秦の軍団がそのままに土中に再現されている。これを観光客も見ることができ、西安観光の目玉となっている。映画でも兵馬俑坑と同じ様な兵士と馬の土偶が使用されていた。現在発掘されている以外にも同じ様な土偶が埋葬されている可能性もあり、その軍団が生き返ったとなれば、その迫力は映画のようになるであろう。このように地下の軍団が生き返るというアイデアは面白し、膨大な数の兵士の戦闘シーンは迫力がある。

しかし、映画の全般にわたって繰り広げられるアクションシーは雑である。短いショットで目まぐるしく対象者の位置が変わるので、迫力があるが、どのようなアクションになっているのか分り難い。また、登場人物がすべてスーパーマン過ぎる。多少のことでは死なないので、返ってハラハラ・ドキドキとするようなスリル感がない。悪役も強いが、これは適当なところで死んだことにすれば良いだけの話である。まあ、漫画の世界である。もう少し、リアリティがあるアクションの方が面白いのでないだろうか。

舞台が上海、砂漠、凍りついたヒマラヤの奥地と緑のない場面が多く、アフリカを舞台とした前作とかなり趣が異なるようであり、別のシリーズとの感覚である。

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